人間のおつまみとしておやつとして人気の枝豆ですが、
犬にも与えて良いのでしょうか?与えすぎた場合や、
与えるとした場合に注意点があるのかどうかなどについて
徹底的に調べてみました。

枝豆は与えてもいいの?

生でなければ、また鞘ごとでなければ
基本的には問題ありません。
ですが、量には注意してください。

枝豆はタンパク質をはじめ、βカロテン、ビタミンB1B2、カリウム、
カルシウム、鉄分、食物繊維など多くの栄養が詰まった食材です。

食べさせすぎなければ、おやつやご褒美、食事のトッピングなどに
最適の食べ物と言えるでしょう。

大豆食品は胃腸の中で発酵してガスがたまり胃捻転や胃拡張などに
なると言われることがあるようですが、胃腸の中で発酵するということは
ないそうなので、この辺は心配する必要はないでしょう。
参照:マーブル動物医療センター

枝豆

食べさせすぎるとどうなるの?

食べさせすぎた場合、食物繊維の摂りすぎになり便が緩くなったり、
下痢になる可能性があります。また、嘔吐する可能性もあります。

人間用として塩を入れていた場合、食べさせすぎることによって
塩分の過剰摂取となる可能性があります。

枝豆にはマグネシウムも多く含まれており、毎日与えすぎていた場合に
結石が出来やすくなる可能性があります。

枝豆100gあたり135kcalあります。
与えすぎるとカロリーオーバーとなり、肥満につながる可能性があるのと、
食べ過ぎにより食事などを食べなくなり、栄養の偏りが出るという可能性があります。

また、カリウムも多く含みますので、与えすぎることで利尿作用により
おもらしをするかもしれません。

大豆アレルギーに注意

枝豆は大豆ですので、大豆アレルギーがある場合、食べさせてはいけません。
大豆や納豆などを与えて問題ない場合は枝豆も問題ないでしょうが、大豆類を
初めて食べさせる場合は、ごく少量から始めて様子を見るようにしてください。

アレルギーがある場合は、度合にもよりますが便が緩くなったり下痢をしたり、
湿疹が出たり、かゆがったり、元気がなくなるなどのアレルギー症状がでることがあります。

食べさせるときの注意点は?

枝豆は茹でてあっても消化しづらく、未消化で出てくることがあります。
ですので、与える際は細かく刻んだりつぶしてから与えると良いかと思います。

生では決して与えないでください。生の状態ですと硬く消化に悪いというだけでなく、
トリプシンインヒビターといってタンパク質を分解する酵素トリプシンの作用を
阻害する物質が含まれています。タンパク質が消化できなくなりますので、
生で与えないように!!加熱すれば問題ありません。

枝豆の鞘も与えないようにしてください。
鞘は硬く消化できずに腸を傷つけてしまう恐れがありますし、
残留農薬なども気になるところです。
また、枝豆には薄皮がついていると思いますが、これも取り除いてあげてください。

人間用に枝豆を湯がくと塩を使いますよね?
人間にはあまり塩気が感じられない量であっても、結構な塩分が含まれていますので、
ごく少量与える程度なら問題はないかと思いますが、できれば塩を入れていない状態で
湯がくようにしてください。また、消化をよくするために長めに湯がくと良いでしょう。

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どのくらいの量与えたらいいの?

枝豆を与えすぎると様々な支障が出てきますので、与える場合は少量程度に留めておきましょう。
どれくらいの量与えてもよいかについては、固体によっても異なりますので、
一概には言えませんが、食事のトッピング程度、おやつやご褒美に少量程度に
留めておいてください。万が一便が緩くなったり下痢をした場合は量が多いのかもしれません。

まとめ

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  • 枝豆を食べさせる場合、
  • 塩分に気を付けること
  • 刻んだりつぶして与えること
  • 少量程度に留めておくこと
  • アレルギーがないか確認すること
  • 生で与えないこと。鞘は与えないこと。

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これらに気を付けて程よく与えると良いかと思います。
枝豆のにおいがすると足元にやってきて目をキラキラさせながら
「ちょうだい~」と訴えかける枝豆好きなわんちゃんって結構多いですよね。
でも、与えすぎにだけは注意してくださいね。