犬はアーモンドを食べてもいいの?与える量やメリットデメリットは?

愛犬がアーモンドを欲しそうに見ているけど与えてもいいの?
もしくは勝手にアーモンドを食べてしまった・・・なんてときにアーモンドって食べてもいいものかどうか
不安になったりするかと思います。そこで犬にとってアーモンドは大丈夫なものなのかどうか
徹底的にリサーチしてまとめてみました。

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犬はアーモンドを食べてもいいの?

アーモンド

結論から言うと、ネギ類やチョコレートのように与えてはいけない成分は含まれていませんので、
食べさせ過ぎなければ、与えても良い食べ物ですが、必ずしも与えなければいけないというものではないということと、
与えることのリスクを考えると、まだ一度も与えていないという場合は無理に与えなくても良いといった感じです。

では、どのようなリスクがあるのか?それぞれ見ていきましょう。

与えることによって考えられる影響は?

下痢やおう吐を招く

アーモンドなどの木の実は食物繊維が多く含まれている以外にナッツ類の細胞は硬く消化に時間がかかってしまうということから、犬にとって消化に悪い食べ物で、一度に食べさせ過ぎると消化不良を起こし、軟便や下痢、嘔吐する可能性があります。

また、丸のまま与えてしまうと、腸などに詰まらせたり、消化不良などで嘔吐する可能性はあるでしょう。

塩分の摂り過ぎになる?

アーモンド自体には100gあたりナトリウムが130mg含まれています。
これを食塩相当量に直すと130×2.54÷1000=0.33g含まれていることになります。アーモンド1粒あたり1g程度なので、1粒の塩分相当量は3.3mgとなりますので、数粒食べさせたとしてもさほど影響はないと考えられます。
参照:簡単!栄養andカロリー計算|ナトリウムの多い食品と、食品のナトリウムの含有量一覧表

ただし、アーモンドの中には人用の味付けがされているもの(塩分が添加されているもの)もあり、
このようなアーモンドは犬にとっては塩分の摂り過ぎになる可能性があります。
短期的にちょっと多めに摂ったからといって特に問題が起こるわけではありませんが、
長期的に過剰に摂取すると心臓や腎臓に負担がかかりますので、基本的には味付けされたアーモンドは与えない方が無難です。

また、人用の食べ物を与える人は、他にも人用の食べ物を与える傾向がありますので、知らず知らずのうちに塩分の摂り過ぎになっている可能性は否めませんのでそのあたりも注意が必要でしょう。

太る可能性は?

アーモンドは100gあたり606kcalほどあります。アーモンドは脂質(油)が多く含まれていますが、
オレイン酸やリノレン酸、リノール酸といった不飽和脂肪酸で出来ており、動物性油と比べて太りにくいとされています。

しかし、過剰に食べさせ続けることによって太る可能性はあるでしょう。
といっても、過剰に与えると下痢やおう吐など別の症状が先に出るかとは思いますが、与えすぎには注意が必要でしょう。

尿結石ができやすくなる?

アーモンドには100gあたりにリンが480mg含まれており、この量は木の実の中では多く含まれている部類になります。
ネット上を調べていると、リンの摂り過ぎは尿結石ができやすくなると書かれているサイトを多く見かけます。

尿結石のもととなる成分は、リン酸マグネシウムアンモニウムという成分で、リンやマグネシウムを摂り過ぎるとよくないと言われています。

確かに、犬の主な尿結石の原因は、ストルバイト結石(リン酸マグネシウムアンモニウム)なのですが
ストルバイトの主な原因は、細菌感染によるもので、細菌に感染すると酸性の尿がアルカリ性に傾くことによって結晶が溶けにくくなるため結石ができやすくなるというものです。

中性あるいはアルカリ性の水には溶けないが、酸性条件であれば容易に溶解する。

引用:ストルバイト-wikipedia

そもそも、健康な犬であれば結晶は酸性の尿で容易に溶けるとされていますので多少アーモンドを与えたからと言って特に問題になることはないと考えます。
だからといってアーモンドを過剰に与えてはいけません。

・犬は、マグネシウムとリン酸の多い食事では、無菌性ストルバイト尿石になりやすいと予想される。
・無菌性ストルバイトは、再発しやすい傾向にある。

引用:わんにゃんテーブルver.4 犬のストルバイト尿結石

とあるように無菌性のストルバイト結石は再発しやすい傾向にあるようなので
過去にストルバイト結石ができていたり、結晶が多くみられるような犬の場合
食事療法という治療がとられるため、配慮は必要かと思われます。
その場合、獣医師の指導の下食事療法を行うようにしましょう。

なお、ストルバイトについてはこちらに詳しく書かれていますので、ご参照ください。

犬の尿石症 | 病名から調べる犬の病気 | 犬といっしょ | アイリスペットどっとコム

腸閉塞のリスク

アーモンドを丸のまま与えると、そのまま噛まずに飲み込む犬がいます。
その場合、食道や胃腸で詰まる可能性が出てきます。特に子犬や小型犬など体の小さい犬の場合は注意が必要でしょう。

胃腸などでものが詰まると閉塞し、下記のような症状が出ることがあります。

  • 嘔吐・吐き気(初期症状で繰り返すことが多い)
  • 元気がなくなる
  • 便が出なくなる
  • 食欲がなくなる
  • 脱水症状

などの症状が現れます。
症状が長く続いたり、何度も繰り返すような場合は動物病院で診てもらった方が無難です。

腸閉塞についてはこちらに詳しく書かれていますので、ご参照ください。

医療情報-腸閉塞|ノア動物病院

アレルギーには注意

アレルギー

犬も人間と同様、食物アレルギーになります。中にはアーモンドでアレルギー症状が現れる犬もおり、
その場合、下痢や軟便、おう吐などの症状が現れたり、
口の中や口周りをかゆがる、耳の下などのかゆみ、足先のかゆみや、湿疹や皮膚がカサカサになるなどの皮膚症状があらわれることがあるようです。

特に幼犬の場合に食物アレルギーは出やすいとされるので、幼犬は注意が必要でしょう。
参照:イコロ動物病院|犬のアレルギーについて

少し食べただけでも下痢やおう吐などが現れる場合や、いつ食べさせても症状が現れるような場合は、
アレルギーの可能性が出てきます。その場合は、動物病院などで検査を受けてみてもいいかもしれません。

なお、初めてアーモンドを与えるときはごく少量与えてみて変化がないか様子を見るようにした方が無難でしょう。

適切な量はどれくらい?

食べ過ぎとなる量は、犬の大きさや体調などによって異なりますし、1日の摂取上限というものが定められておりませんので、
一概にいうことはできませんが、何か症状が出るということであれば食べ過ぎになっている、あるいはその犬にアーモンドは合っていないということが言えるでしょう。

では、適切な量というと何かの効果を狙ということもアーモンドから摂取しなければいけないという必要性が特には見当たらないため、
犬が欲しがっている、あるいはアーモンドの美味しさを共用するというような意味合いで、ご褒美程度に少量、
食事のトッピング(ふりかけなど)に少量程度与えるというくらいで良いかと思います。

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与える際の注意点は?

与える際の注意点としては、丸のまま与えてしまうと犬によっては噛まずに飲み込むため、上記で書いたようなリスクが出てきます。
また、アーモンドスライスも消化には良くありませんので、
与える場合は、消化を良くするためにミルなどで粉々にしたものを与える方が無難でしょう。

味付けされたアーモンドは塩分の過剰摂取につながりますので、与えるなら無塩無添加のアーモンドを与えるようにしましょう。

また、与えすぎると下痢やおう吐の原因となりますので、少量与える程度にとどめることと、
初めて与えるような場合は上記でも書いたようにアレルギーを持っているかどうかがわからないため、ごく少量食べさせて様子を見るということを行なった方がより安心でしょう。

  • 丸のまま与えない(細かくしてから与える)
  • 無添加無塩のものを与える
  • 与える量は少量(症状が出る場合は控える)
  • 初めて与える場合はごく少量与えて様子を見る

アーモンドを与えることはメリットもある!?

上記ではアーモンドを与えることのデメリットを書いてきましたが、
栄養を見ると犬にとってメリットがあるとも言えます。

アーモンドにはリンが多く含まれていると書きましたが、
リンは不足すると、歯がボロボロになったり、骨が弱くなったり、食欲低下などの症状が現れるとされています。
参照:犬に必要なミネラル一覧

といっても、ドッグフードや他の食材にもリンは含まれていますので、不足するといったことは、まずないと思いますが、
手作りご飯で食材が極度に偏っているような場合は、リンが不足することが考えられなくもないので、
そのような場合は、アーモンドをトッピングしてあげることでリンを補うことができるでしょう。
といっても、様々な食材にリンは含まれていますので、こちらもほぼ気にする必要はないでしょうが、栄養バランスには気をつけていきたいですね。

 

アーモンドには食物繊維も含まれています。食物繊維は腸の蠕動運動を活発にするとともに、便のカサを増しスムーズに内容物を移動させる働きがありますので、
適量摂取していることで便秘の予防や解消に効果があると言えるでしょう。

次に、アーモンドに含まれている不飽和脂肪酸、特にオレイン酸はアーモンド100gあたり35000mgと含有量が多いです。次いでリノール酸の含有量(13000mg)が多いです。
参照:「オレイン酸」を多く含む食品ベスト50の成分表

オレイン酸には腸の蠕動運動を促進する働きと内容物に油が混じるため内容物が移動しやすくなるため、便秘予防や解消につながるとされています。
また、コレステロールを低下させる働きもあるようです。

次にリノール酸ですが、オレイン酸もそうなのですが必須脂肪酸と言われており、体内で生成ができないため
体外から摂取するしかないという大切な脂肪酸となっています。

必須脂肪酸であるリノール酸が不足すると、皮膚病や繁殖障害、成長阻害など、重大な障害がもたらされる事が分かっています。

引用:あい動物病院-人間の食べ物を犬に与える話オイル編2

とあるようにリノール酸が不足すると皮膚炎などの様々な影響があるほか毛艶がなくなるなどの影響も出るようです。
といってもこちらもドッグフードに普通に入っているものなので不足するといったことは
あまり考えられませんが、手作りご飯でなおかつ特定のもののみを与えている場合、不足することがあるので、
アーモンドを粉末にしたようなものをトッピングしてあげるとリノール酸を補うことができるでしょう。

 

アーモンドはビタミンB2も多く含まれており、アーモンド100gあたり1.11mgと木の実の中ではダントツです。
参照:簡単!栄養andカロリー計算 ビタミンB2

ビタミンB2は成長促進や皮膚粘膜の健康維持などの作用があると言われており、
他、毛や爪などの成長促進として必要とされています。

調べた結果、アーモンドから摂取してもしなくても良さそうな成分はあるものの、
便秘解消や健康維持などに役立ちそうな成分が見られたので、必要以上に与えなければ良い方向に向かうのかなという感じがしますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アーモンドは犬にとって必ずしも必要かと言われると
そうでもないという位置づけですが、食べることによるメリットもあることがわかりました。
ですが、摂取しすぎると様々なデメリットがあるようなので、くれぐれも与えすぎないようにほどほどに与えると良いのではないでしょうか。


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