夏の野菜「ゴーヤ」。苦みが特徴ですが、
ゴーヤって犬に食べさせてもいいのでしょうか?
また、誤って落としたゴーヤを犬が食べてしまった・・・
なんてこともあるかと思います。
犬に食べさせてはいけない野菜なんかもあるので心配になったりしますよね?
こちらでは犬とゴーヤについてとことん紹介しております。

犬にゴーヤを食べさせてもいいの?

ゴーヤは犬が食べてはいけない成分が含まれていませんし、
犬用のおやつとしても市販されていますので、
アレルギーなどその犬にとって合わないということがけなければ、
基本的には与えても問題ありません。

ゴーヤを好む犬って結構いるそうです!!

ゴーヤの栄養を見てみると、ビタミンK、ビタミンCや葉酸を
豊富に含んでおります。

犬は体内でビタミンCを生成できるのですが、限度があるため
体外からビタミンCを摂り入れるのは良いことだと思います。
葉酸は、貧血予防効果がありますし、細胞の増殖や神経組織の発達に関与しているといわれています。

ゴーヤの94%は水分でできているため、良い水分補給になりますし、
カリウムも良い感じに含まれているため、利尿作用による塩分の排出やむくみ解消
役立つかと思います。
他にもビタミンAやB、ミネラル類も含まれていますし、
食物繊維も含まれていますので、便通が良くなるなど健康に良い野菜といえるかと思います。

ゴーヤ

食べすぎるとどうなるの?

ゴーヤを食べすぎると、水分や食物繊維の摂りすぎになり
嘔吐や便が緩くなったり、下痢をしたりすることがあります。

カロリー自体はゴーヤ100gあたり17kcal程度しかないため、
肥満につながることはありませんが、ゴーヤの食べ過ぎにより普段の食事が入らなくなり
栄養の偏りが見られるということはあるかもしれません。

カリウムは、ゴーヤ100gあたり650mg含まれていますので、
摂りすぎることでおしっこの回数が増えたり、場合によってはおもらしすることもあるかと思います。

ゴーヤの苦み成分であるモモルデシンは、少量なら胃粘膜の保護や補修、
胃の働きを活発にするという働きがあるのですが、食べ過ぎることで
胃酸が出すぎてしまい胃を傷つけることがあるのと、下痢や嘔吐をする可能性があります。

アレルギーには注意

ゴーヤを食べることによって稀にですがアレルギー症状がでる犬がいます。
症状としては、度合いにもよりますが、目が充血したり、嘔吐、下痢、湿疹、じんましん、腫れ、
体をかゆがる、元気がなくなるなどの症状が出ることがあります。

初めて食べさせるときは、極少量与えてみて、何か変化がないか様子を見るようにしましょう。
万が一変化吐いたり下痢をしたりといった症状があった場合は、
アレルギーかどうかはわかりませんが、その犬にとって合っていないことが予想されますので、
与えないようにしましょう。
症状がひどい場合や続く場合は動物病院で診てもらいましょう。

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与えるときの注意点は?

ゴーヤには食物繊維がゴーヤ100gあたりに6.5g程度含まれています。
犬はもともと野菜などの消化は苦手なので、食べさせるときは
一度茹でるなどして加熱したものを与えるようにした方が良いかと思います。

また、大きいままですと丸のみしてしまったりしますので、
薄くスライスしてあげたり、細かく刻んでから与えるようにしましょう。

ゴーヤのワタは食べさせて問題はありませんが、種は消化できませんので、
種は取り除いてください。

どれくらいの量与えてもいいの?

簡単に言うと、おやつやご褒美程度の量ということになりますが、
野菜は食事量のおよそ10%程度を目安に与えると良いとされています。
これは、手作りごはんにおける割合ですが、
おやつやご褒美程度で考えるなら、犬の大きさなどで変化しますが、
目安として10g程度の量を与えると良いかと思います。
10gというのは、半切りにしたゴーヤのスライス2~3枚程度となります。

まとめ

ゴーヤは犬にとってアレルギーなど合わないということがなければ、
与えても問題がないことがわかりました。

ただし、与えすぎた場合にお腹を壊したり嘔吐したり
ということがありますので、くれぐれも与えすぎには注意してください。

市販では犬用のゴーヤチップスなどが販売されていますので、
おやつ感覚ご褒美感覚で与えるとちょうど良いかと思います。