大根を切っているとなんだかものほしそうに
こちらを見ているワンちゃん。
ご褒美としておやつとして、食事のトッピングとして
大根をあげても良いものなんだろうか?
という素朴な疑問が出てきたので、とことん調べあげてみました。
犬に大根あげても大丈夫?
結論から言うと基本的にあげても問題ありません。
生でも加熱したものでもどちらでも。
ただし、あげすぎには注意してくださいね。
大根は94.5%が水分でできており、食物繊維も100gあたり1.3gと少なめです。
大根は消化を助けてくれるほか、整腸作用があり
カリウムも豊富ですので利尿作用があります。
他にも、ビタミンCが豊富でミネラル、カルシウムと栄養を摂りいれることができます。
水分摂取が少ないワンちゃんや健康に気を使っているワンちゃんなどに
おすすめの食材と言えるでしょう。
食べさせすぎるとどうなるの?
大根を食べさせすぎることによって、水分摂取しすぎになったり、
食物繊維の摂りすぎになり、便が緩くなったり下痢になる可能性があります。
逆に便秘になるという仔も中にはいるようです。
また、カリウムが大根100gあたり230mg含まれていますので、
毎日たくさんの量、食べさせすぎることによって
高カリウム血症になる可能性を高めてしまいます。
普通は起こりませんが、限度を超えると可能性として出てきますが
特に腎機能が低下しているようなワンちゃんは注意が必要です。
水分とカリウムが豊富なため、食べすぎるとワンちゃんによっては
おもらしをすることがあります。
アレルギーには要注意
大根はアレルギーが出にくい食材と言われていますが、
ごく稀に大根でアレルギー症状が出る場合があります。
その場合、便が緩くなったり下痢になったり、嘔吐したり、体中をかゆがったり
むくみや腫れ、湿疹などが出たり、目の充血、抜け毛が出たりといった
症状が出る場合があります。
アレルギーと断定するのは難しいことですが、大根を与えて
いつもと違う様子だった場合は、大根をあげることを控えた方が良いでしょう。
症状が悪化したり、続くような場合は病院で診てもらってください。
大根の葉はあげてもいいの?
大根の葉もあげてもいいのか気になるところです。
こちらも結論を言うとあげてもかまいません。
ですが、根の部分と比べて食物繊維が多く含まれていますので、
ほどほどに与えると良いかと思います。
大根の葉にはビタミンAが多く含まれているほか、カルシウムも
小松菜に匹敵するほど含まれており、鉄分、βカロテンなども
豊富に含まれているという、栄養の宝庫ともいえる食材です。
ご褒美におやつに食事のトッピングに最適ともいえます。
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与えるときの注意点
大根はそのまま与えるとあまりかまずに飲み込んだりして
のどに詰めたり消化不良を起こすことがありますので、
できるだけ細かく刻んだり、すりおろしたり、あるいは茹でたりして
加熱したものを与えるようにしましょう。
加熱することによって柔らかくなるだけでなく食物繊維もある程度
分解されますので、胃腸に負担をかけにくくなります。
また、大根の皮ですが栄養はあるのですが、犬は野菜の消化が苦手で、
皮には食物繊維が豊富で硬いため消化不良を起こす可能性がありますので、
皮はしっかりと剥いてから与えるようにしましょう。
大根の葉も基本的に生でも食べれるのですが、
消化の関係でそのまま与えるよりも一度加熱したものを
与えた方が胃腸の負担になりません。
もしくは細かく刻んであげてください。
[check_list image=”check1-g”]
- 細かく刻む
- すりおろす
- 皮は剥く
- 加熱する
[/check_list]
ワンちゃんに食べやすいようにして与えてください。
まとめ
大根は根の部分も葉の部分も与えても問題ありませんが、
食べさせすぎには注意して、与えたとしてもご褒美やおやつ程度、
トッピング程度の少量に留めて与えると良いかと思います。
注意点としては皮は消化しづらいので剥いてあげること。
丸のままではなくできるだけ細かく刻んであげること。
子犬の場合はすりおろした方が良いかと思います。
また、茹でてあげる方が消化には良いでしょう。