犬の食事のトッピングや手作りごはんなどで
豚肉を与えてもいいのか?どのくらいの量だといいのか?
何か注意する点とかはあるのか?いろいろと気になったので、
徹底的に調べてみました。

犬に豚肉は与えてもいいの?

基本的には問題ないようですが、生では与えない方が良いようです。
というのも、豚肉には寄生虫や病原菌などがいると
言われているため、しっかりと加熱を行なうようにした方が良いです。

豚肉はそもそも犬のご飯として適しているのか?
という部分を見ていくと、
豚肉には、タンパク質、脂質に加えてビタミンB1が豊富に含まれています。
ビタミンB1は炭水化物エネルギー変換するときに必要となる成分で、
犬は炭水化物の摂取はあまり必要ないと言われていますが、
ドッグフードには炭水化物が含まれていたり、炭水化物を多く含む野菜も
あるため、ビタミンB1の摂取は欠かせないと言ってもよいでしょう。

また、ビタミンB群は疲労回復や夏バテに効果があると言われています。

特に、体をよく使う犬や疲れやすい犬、今日は疲れたなという犬にとっては
豚肉は必要な食材であると考えられます。

豚肉

与えすぎるとどうなるの?

与えすぎた場合、カロリーが気になってきます。
与える部位にもよりますが、豚ひれは100gあたり115kcal、
豚肩肉は216kcalですが、豚ばら肉は386kcalもあります。

与えすぎることによって、太る原因になってしまいますし、
嘔吐や下痢などの体調不良が出る犬もいますので、与える量は
ほどほどにしましょう。

アレルギーには注意

豚肉はアレルギーになりやすい食材と言われています。
豚肉アレルギーの犬は意外に多いようです。
アレルギー症状が出た場合、目が充血したり、湿疹や発赤、じんましん、
嘔吐、下痢、腫れ、元気がなくなるなどの症状が出る場合があります。

初めて与える際は、極少量与えてみて、何か変化がないか様子を見るようにしてください。
嘔吐や下痢などの変化が出た場合、アレルギーかどうかはわかりませんが、
その犬に合っていない可能性がありますので、与えるのを控えましょう。

与えるときの注意点は?

注意点は決して生の状態では与えないこと!!
必ず加熱してから与えるようにしてください。

豚バラはカロリーが高いので、与えすぎには注意してください。

脂身の部分は脂質が多いためたまになら良いかと思いますが、
頻繁に与える場合は、取り除いてあげてください。

豚肉を茹でたり炒めたりしたものを与えると思いますが、
玉ねぎやネギ類と一緒に炒めたりしたものはネギの成分が
豚肉に移行しますので、そういったものは与えないようにしてください。
また、味付けしたものも塩分が気になりますので与える際は、
ただ加熱しただけのものを与えましょう。

スポンサーリンク

量はどれくらいがいいの?

犬の大きさや合う合わない、豚肉の部位によっても異なってくるかと思いますが、
一般的には、お肉の量は体重の1~2%程度を目安に与えるとよいと言われています。
つまり、犬の体重が5kgだとした場合、肉の量は50~100gということになります。

ただし、痩せてきたり太ってきたりするような場合は、量を調節する必要があります。

ちなみに、肉と野菜の比率は7:3程度が良いとされています。

まとめ

豚肉は犬にとって摂取したい栄養が豊富に含まれていますので、
手作りごはんの場合は特に、豚肉を取り入れてみましょう。
生ではなく加熱するなど与え方にはいくつか注意点はありますが、
基本的には与えても問題のない食材です。
ただし、アレルギーを持っている犬もいますので、
初めて与えるときは注意してくださいね。