犬にりんごをおやつとしてあげたり、食事のトッピングとしてあげたり
ご褒美としてあげたいものですよね?でも、りんごって与えてもよいものなのでしょうか?
また、あげすぎたりすると何か影響はあるのでしょうか?
犬とりんごについてとことん調べてみました。

犬にりんごをあげてもいいの?

結論から言うと食べさせても問題はありませんが、
糖分のことや食物繊維のことがありますので、あげすぎには注意が必要です。

りんごは、適度な量なら食物繊維の効果により便通がよくなりますし、
およそ85%が水分ですので水分補給にもなりますし、
カリウムも含まれていますので、利尿作用により塩分の排出にも役立ちます。
また、ビタミン類が豊富なことと、ポリフェノールの抗酸化作用が期待できます。

りんご

食べ過ぎるとどうなる?

食べさせすぎると食物繊維の摂取過多になり便が緩くなったり下痢をすることがあります。
逆に便秘になる仔もいます。
カリウムがりんご100g中におよそ110mg含まれており量的には少ないほうなのですが、
毎日過剰に摂取することによって高カリウム血症のリスクを高める可能性があります。

また、糖分がりんご100gあたり14.6gと結構多い食物なので食べ過ぎることによって
太る可能性が出てきますし、血糖値が気になる数値になる可能性があります。
逆にりんごの食べ過ぎによって普段の食事に差し支える恐れもあります。

アレルギーには注意

ごく稀にりんごなどの果物にアレルギーを持っている仔がいます。
その場合、少し食べただけでも下痢をしたり嘔吐をしたり、体中がかゆくなったり、
元気がなくなったりというような症状が出る場合があります。
この場合、りんごを食べさせることを中止して、症状がひどいようなら
病院で診てもらってください。

りんごを与えるときの注意点

りんごを丸のまま与えてしまうと、そのまま飲み込んだ際に喉に詰まってしまったり、
胃腸でうまく消化しきれずに消化不良になることがあります。
ですので、りんごを与えるときは薄くスライスしたりすりおろして与えるように
した方が好ましいです。
子犬の場合はすりおろした方が良いでしょう。

スーパーなどで販売されているりんごの場合は問題ないのですが、
まだ熟してない未成熟のりんごですと、アミグダリンという青酸配糖体が含まれており、
これは、体内で分解されると青酸毒を発生させて中毒を起こす可能性がありますので、
必ず熟したりんごを与える様にしましょう。
市販のものは未成熟のものは販売されていないのであまり気にする必要は
ないかと思いますが、種にも中毒となる成分が含まれていますので、
必ず種は取るようにしてください。

次に、りんごの皮ですがりんごはワックスがかけられていますし、
消化しづらいため、皮は剥いてから与えるようにしましょう。

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1日どれくらいの量あげてもいいの?

大きさや成犬や子犬などによって異なりますが、
一般的に言われているのは、1/8程度(20g程度)が目安と言われています。

ゴールデンレトリバー成犬くらいの大きさですと1/4程度与えても問題はないようです。

りんごは未消化として便中にでてきやすいですので、
できるだけ細かく刻んだり薄くスライスしてから与えるようにしましょう。

まとめ

りんごは与えすぎなければ健康に良いのでご褒美や軽いおやつ、
食事のトッピングなど少量程度食べさせると良いかと思います。

ただし、成熟したものに限ります。
また、りんごは消化不良を起こしやすいため、種と皮は取り除いて、
できるだけ細かくするか薄くスライス、あるいはすりおろすなどしてあげると
消化を助けてくれます。

毎日あげても問題はありませんが、ついついあげ過ぎにならないように
少量を与えるようにしてください。