ぶどうはいけないっていうけど、種類が似ているから心配になるかもしれません。
ブルーベリーは犬にあげても大丈夫なのでしょうか?
また、食べ過ぎたらどうなるのか?どのくらいの量ならいいのか?
なども気になったので徹底的に調べてみました。

犬にブルーベリーはあげてもいいの?

ブルーベリー

ブルーベリーとぶどうは見た目が似た感じですが、
種類としては、ぶどうはブドウ科、ブルーベリーはツツジ科となりますので、
全くの別物です。ぶどうは個体によっては腎不全などが出る場合があるようですが、
ブルーベリーでは、そのようなことはありません。
また、ブルーベリーの成分に犬が摂取してはいけない成分は
含まれていませんので、アレルギーや個体に合わないということがなければ、
基本的には問題ありません。

ブルーベリーは視力回復に効果があるとされているアントシアニンが豊富に含まれています。
これがどのくらいの効果があるのかはわかりませんが、アントシアニンは抗酸化作用が強いため
健康に良いということは言えるかと思います。

その他、ビタミン類をはじめ、カリウムなどのミネラル、
食物繊維なども含まれています。

中でも多く含まれている成分は、ビタミンEでこちらも抗酸化作用があることで知られています。
食物繊維もブルーベリー100gあたり3.3gも含まれていますので、
便通を良くする効果も期待できるでしょう。

また、ブルーベリーは86%程度が水分でできていますので、ちょっとした水分補給にもなるかと思います。

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食べさせすぎるとどうなるの?

ブルーベリーなどのベリー系の食べ物は食物繊維が多いため、
犬にとって消化に悪いものとも言われています。
与えすぎることによって、嘔吐したり便が緩くなったり、下痢をすることがあります。
また、便の色が変わることがあります。変わったからと言ってとくには問題はありませんが。

食べ過ぎると、先に下痢や嘔吐が現れるかと思いますが、
水分が豊富なのと、カリウムの利尿作用によりおしっこの回数が増えたり
個体によってはおもらしをする可能性もあるかと思います。

カロリーは、100gあたり49kcalありますので、
食べさせすぎることによって、太る原因になりますし、逆にブルーベリーでお腹いっぱいになってしまい
普段の食事が入らなくなり、栄養の偏りもみられるかもしれません。

また、甘いものですので、ドッグフードを食べなくなったり、躾に影響が出る可能性があります。

アレルギーには注意

稀にですがブルーベリーを食べてアレルギー反応が出る犬がいます。
その場合、度合にもよりますが嘔吐したり、下痢をしたり、湿疹、じんましんが出たり、
体をかゆがったり、元気がなくなったり、目が充血したりといったような症状が出ることがあります。

初めて食べさせる場合は、極少量与えてみて変化がないか様子を見るようにしましょう。
万が一何かしらの変化があった場合は、アレルギーかどうかはわかりませんが、
その犬にとって合っていないことが予想されるので、与えないようにしましょう。

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与える時の注意点は?

量さえ与えすぎなければ、特に注意点はないのですが、
ブルーベリーやルテインなどの人間用のサプリメントを与えるのは、
分量などの関係でやめた方が良いでしょう。
サプリメントで視力の回復などを期待したいのであれば、
犬用のブルーベリーサプリメントがありますので、そちらを与えるように
してみてはいかがでしょうか?
ちなみに犬用ブルーベリーサプリメントはこのようなものです。

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また、ブルーベリージャムとなると砂糖が使用されていますので、
肥満や虫歯などの原因になりますので、与えないようにしてください。

与える量はどれくらいがいいの?

一般的に言われている1日に与えてもよい果物の量は
1日の食事のカロリーの10%未満と言われています。
たとえば小型犬の場合、与えても良い果物のカロリーは45~67kcal未満となるのですが、
ブルーベリーに当てはめると少々多いので、
目安としてブルーベリー10g程度を与えると良いかと思います。
なお、10gというのは、ブルーベリーの大きさにもよりますが、10粒程度になります。

犬の大きさによって変わってきますので、便が緩くなったり下痢をしたりといった
変化があるかないかは見極めが必要です。

まとめ

ブルーベリーは、アレルギーなど犬にとって合わないということがなければ、
与えても問題ないことがわかりました。
ブルーベリーを使った犬用のサプリメントがあるくらいですもんね。
ただし、消化にはあまり良いものとはいえませんので、
与えすぎには注意しましょう。

甘みがあるため、喜んで食べる犬は多いですが、
与えたとしてもおやつ程度にご褒美程度に与えることが好ましいかと思います。