バナナを食べていると欲しそうにしているワンちゃん。
バナナってあげてもいいのかな?どれくらいの量なら
大丈夫なんだろう??いろいろと疑問が出てくるかと思います。
そこで、犬とバナナについて徹底的に調べてみました。
バナナは与えてもいいの?
基本的には問題ありませんが、与えすぎには注意が必要です。
バナナには、タンパク質やカリウムやマグネシウムなどのミネラル、
ビタミンB群、食物繊維などの栄養が豊富に含まれています。
食物繊維の効果によって便通がよくなりますし、
75%が水分でできていますので、良い水分補給になるでしょうし、
カリウムを多く含んでいますので、塩分排出、むくみ解消にもつながるかと思います。
しかし、栄養が高い反面果糖も多くカロリーオーバーにならないように
注意する必要があります。
食べさせすぎるとどうなるの?
食べさせすぎると、食物繊維の摂りすぎとなり便が緩くなったり下痢したり、
嘔吐する可能性があります。
また、カリウムを多く含みますので、毎日のように食べさせすぎると
高カリウム血症のリスクを高めてしまうことにもなるでしょう。
ワンちゃんによってはカリウムの利尿作用によりおもらしをすることもあるかもしれません。
バナナは100g(中程度のバナナ)あたりカロリーが86kcalもありますので、
食べさせすぎることによって、カロリーオーバーとなり肥満につながります。
また、バナナを食べたことによりお腹いっぱいになり普段の食事が食べれないなどで
栄養の偏りが出るということも考えられます。
アレルギーに注意
稀にですがバナナを食べることによってアレルギー反応が出るワンちゃんがいます。
アレルギー症状としては度合いにもよりますが、吐き気、嘔吐、便が緩くなる、下痢、
かゆがる、腫れ、湿疹発疹などが出ることがあります。
初めて食べさせる場合は、ごく少量食べさせてみて様子を観察するようにしてください。
与えるときの注意点は?
バナナをそのまま与えると丸のまま食べてしまいのどに詰まらせたり、
消化にもよくありませんので、小さくちぎってあげたり、細かく刻んで与えるようにしましょう。
バナナはお腹を冷やす性質があるため、できれば少し加熱したものを与えるようにすると良いかと思います。
バナナの皮は与えないように(盗み食い注意)してください。皮は硬く消化に悪いため、嘔吐、下痢などにつながる可能性がある他、丸呑みした場合にのどに詰まらせたり、
腸で詰まってしまったりすることがあるようですので、万が一皮を食べてしまった場合は、
念のため病院へ連絡してどうすればよいのか聞いてみるのも手だと思います。
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どれくらいの量与えてもいいの?
個体によって異なりますので、一概には言えませんが、
1本となると多すぎるかと思います。
個体によって合うあわないがあり、便が緩くなるという話もよく聞きますので、
初めて与えるような場合は、少量から初めて見て便が緩くなったり下痢をしないか
見定めて、量を決めると良いかと思います。
単純に小型犬4kgの場合、仮に1本食べさせたとすると、人間に置き換えると
40kgの女性の場合、1度に10本のバナナを食べたという計算になります。
ですので、1/10程度(10g程度)を与えると良いかと思います。
上記の量は単純に計算しただけであくまでも目安となります。
基本的には、食べさせてみて便が緩くなったり下痢をするようであれば、
あげすぎになるかと思います。
また、便が緩くならないにしても、果糖が多くカロリーもありますので、
与えたとしてもおやつにご褒美にごく少量、食事のトッピングにごく少量程度に
とどめておいた方が良いかと思います。
まとめ
いろいろと調べてみた結果、犬にバナナをあげても問題がないことがわかりました。
しかし、果糖がカロリーオーバーにならないように注意することが必要なのと、
便が緩くなったり、下痢をしたり、嘔吐するようであれば与える量が多いのか、
そのワンちゃんに合わないのかもしれません。
いずれにしても少量でとどめておいた方が良いかと思います。
稀にアレルギーを持ってるワンちゃんもいるので、初めて与える場合は注意してくださいね。