犬に栗をあげてみようかな?でも食べさせたらいけない食べ物だったらどうしよう?
あるいは、栗食べさせたけど食べさせて良かったんだろうか?
栗食べたら吐いてるんだけど大丈夫なの?などいろいろな悩みがあるかと思います。
ということで、犬と栗について徹底的に調べてみました。

犬は栗を食べてもいいの?

アレルギーなど合わないということがない限り、
玉ねぎやネギ、チョコレートのような中毒はありませんので、
基本的には問題ありません。ただし、多量にあげたり
丸のまま与えることはしないようにしましょう。

栗

栗の栄養を見てみると水分量は意外に多く58%が水分ですので、
水分補給には多少なるかと思います。
カロリーは100gあたり164kcalあり、タンパク質は2.8gありますので、ご飯を食べなくなった犬の
栄養補給になるかと思います。

食物繊維は栗100gあたり4.2gありますので、
量を食べ過ぎなければ便秘解消になるかと思います。

その他、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富ですし、
ビタミン類も含まれていますので、手作りご飯などに良いかと思います。

あげすぎるとどうなるの?

栗は比較的消化しづらい食べ物ですので、あげすぎると嘔吐したり
消化不良で便が緩くなったり、下痢をする可能性があります。

カリウムも結構含まれていますので、利尿作用によって
おしっこの回数が増えたり、おもらしする可能性があります。

栗は炭水化物が豊富に含まれており、カロリーもありますので、
あげすぎることによって太る原因となりますし、
逆に栗でお腹いっぱいになって、普段の食事が入らなくなり
栄養の偏りがみられるかもしれません。

アレルギーには注意

稀に栗を食べるとアレルギー反応が出る犬がいます。
その場合、度合にもよりますが少し食べただけでも吐いたり、下痢をしたり、
目の充血、湿疹、じんましん、体中かゆがる、元気がなくなるなどの
症状が出ることがあります。

食べてすぐに吐いたからと言ってアレルギーと断定することはできませんが、
初めて食べさせる場合は、極少量与えてみて、何か変化がないか様子をみてください。

もし吐いたり何か症状が出る場合は、その犬にとって合わないということなので、
与えないようにしてください。様子を見て症状が治まらない、悪化するような場合は、
獣医さんに診てもらった方が良いでしょう。

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与えるときの注意点は?

栗は消化しづらいため、細かく刻んだり、裏ごししたようなものを与えた方が良いかもしれません。
丸のまま与えてしまうと、丸のみしてしまい、腸などに詰まってしまう恐れがありますので、
丸のまま与えるようなことはしないようにしましょう。

栗の皮は消化しませんので、与えないようにしましょう。
また、誤飲する可能性がありますので十分気を付けてください。
万が一皮ごと食べてしまった場合は、食べた量や大きさにもよりますが、胃腸を傷つけたり、消化できないため
嘔吐したりすることもありますし、どこかに詰まるといった可能性もありますので、
念のため獣医さんに相談すると良いかと思います。

生で与える方が時々おられるようですが、消化に悪いため生では与えないようにしてください。

栗といっても、甘栗や栗の甘露煮、栗きんとんなどがありますが、甘露煮や栗きんとんの場合、
砂糖を使用していますので、甘いものを覚えてドッグフードを食べなくなったり、虫歯などの原因にもなりますし、
カロリーのことも気になりますので、砂糖を使用した栗は与えない方が無難でしょう。

量はどれくらいあげてもいいの?

個体によって大きさが異なりますので、どれくらいの量与えてもいいのかは一概には言えませんが、
目安としては、栗15g程度となるでしょう。超小型犬の場合はこれでも多いかもしれません。

ちなみに、栗15g程度というと、中くらいの栗1個程度となります。
大きめの栗の場合で皮を剥いた状態でおよそ22g程度。
小~中くらいの大きさでおよそ16g程度になり、16gの場合カロリーは27kcalあたりとなります。

まとめ

栗はアレルギーなど犬にとって合わないということがなければ与えても問題ありませんが、
消化しづらいため、必ず茹でたりして加熱したものを与えることと、皮は与えないこと。
丸のまま飲み込む可能性もありますので、細かく刻んだり、裏ごししたようなものを与える方が無難です。

栗はカロリーが結構ありますので、与えすぎには注意してくださいね。