犬にオレンジを食べさせてもいいか?
食べさせる前に気になるかもしれません。
また、勝手に犬がオレンジを食べてしまって、
大丈夫なんだろうか?と心配されることもあるかと思います。
そこで、私も気になったので犬とオレンジについてとことん調べてみました。
犬にオレンジを与えてもいいの?
犬が嫌がらなければ基本的には問題ありません。
オレンジの栄養面を考えてみると、オレンジの88%以上が
水分でできていますので、良い水分補給になりますし、
ビタミン類をはじめ、ナトリウムやカルシウムといったミネラルが
豊富に含まれているため、塩分の排出などにも役立ち、
カロテンも多く含まれていますので、抗酸化作用も期待できます。
また、食物繊維も程よく含まれていますので、
便通を良くする働きも期待できるでしょう。
食べすぎるとどうなるの?
与えすぎると水分の摂りすぎとなり、嘔吐や便が緩くなる、下痢をする
といった症状が出る可能性があります。
また、オレンジが消化しきれずに不消化便となり下痢をする可能性もあります。
また、カリウムを多く含むことと水分も多く含んでいますので、
おしっこの回数が多くなる可能性があり、個体によってはおもらしをすることも。
オレンジは100gあたり47.1kcalあり、果糖も多く含みますので、
与えすぎると太る原因につながりますし、
オレンジでお腹いっぱいになってしまい普段の食事が入らなくなり
栄養の偏りが見られるかもしれません。
アレルギーには注意
稀にですがオレンジを食べることによってアレルギー症状が出ることがあります。
その場合、目が充血したり、体をかゆがったり、嘔吐、下痢、湿疹、じんましん
元気がなくなるなどの症状が出るかもしれません。
初めて食べさせるときは、極少量から与えてみて何か様子に変化がないかみてください。
万が一嘔吐や下痢するなどの変化が見られた場合は、アレルギーかどうかはわかりませんが、その犬にとって合わないということなので、与えないようにしてください。
また、症状が続くようでしたら、獣医さんに一度相談した方が良いかと思います。
与えるときの注意点は?
オレンジは柑橘系の果物です。犬は柑橘系を嫌う個体が多いため、
逃げたり、鼻を背けたり、嫌がるときは与えないようにしてください。
中にはオレンジが好きな個体もいますので、その場合は問題ありません。
オレンジの皮はワックスが塗られていますし、皮は硬く消化しづらいため
皮は剥いて与えるようにしましょう。
オレンジの中の白い薄皮は、犬にとって消化しづらいため
できれば、それも取り除くようにしてください。
また、丸のみしても大丈夫なように、実は食べやすい大きさにしたり
細かく刻んで与えるようにしましょう。
万が一種がある場合は種も取り除いてください。
オレンジジュースを与える場合は、
砂糖や甘味料が含まれていないもの、できれば100%のものを与えると良いかと思いますが、
果糖が含まれていますので与えすぎには注意してください。
水を飲まないなど水分補給ができないときに飲ませてあげると飲んでくれることがあります。
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量はどれくらい与えてもいいの?
犬種や大きさによって異なるので、どれくらい与えてもよいのかは一概には言えませんが、
一般的に言われている量は、15g程度と言われています。
これは、目安となりますので量は調節する必要があるかと思います。
基本的な考えとしては、与えなければいけないというものではないので、
ご褒美やおやつ程度、食事のトッピングとして少量程度でとどめておくと良いかと思います。
まとめ
オレンジは柑橘系なので嫌がる犬は多いのですが、
中には好んで食べる犬もいます。その場合は、アレルギーなどで
体に合わないということがなければ、少量程度なら与えても問題ありません。
果糖が含まれており、カロリーもありますし、消化せずに粒が便中に出てくる
ということもありますので、与える際は多量に与えずほどほどにしておいた方が良いかと思います。