犬にヨーグルトをあげてもいいのかどうか?あげ続けると
何か影響があるのかどうか?逆にどんな効果があるのかどうか?
量はどれくらいあげてもいいのかなど様々な疑問が出てきたので、
犬とヨーグルトについてとことん調べてみました。
目次
犬にヨーグルトを与えてもいいの?
アレルギーなど犬に合わないということがなければ、
基本的には与えても問題ありませんが、無糖のものにしてください。
砂糖の入っているものは、糖尿病や虫歯などのリスクを高める可能性があります。
犬は発酵食品が基本的に好きなので、喜んで食べる犬は多いでしょう。
犬にヨーグルトを与えると何に効果があるの?
ヨーグルトは、発酵食品で牛乳の栄養に加えて
乳酸菌などが多く含まれていますので、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を良くしてくれます。
善玉菌が増えると消化吸収の向上になりますし、腸内の毒性を減らすことになりますので、
肝臓の負担を減らしたり、免疫力を高めたり、がん予防にも効果が期待できるといわれています。
このあたりは人間と同様のようです。
栄養面を見てみると、プレーンヨーグルト100gあたり
カロリーは74kcal タンパク質は4.32g、脂質は3.6g
カルシウムは120mg、カリウムは170mg、その他ビタミンやマグネシウムなど
様々な栄養素が含まれています。
カリウムは利尿作用により塩分の排出を助けてくれますし、
カルシウムは骨を作るのに必要な栄養です。
また、ヨーグルトで歯を磨いてあげると口臭予防にもなります。
あげすぎるとどうなるの?
ヨーグルトには脂質が含まれていることと、100gあたり74kcalもあるため、
与えすぎることによって肥満の原因につながります。
また、ヨーグルトでお腹いっぱいになり普段の食事が減ってしまい
栄養の偏りがみられるかもしれません。
カリウムが含まれていますので、与えすぎることによって
おしっこの回数が増える可能性があります。
ヨーグルトは87%程度が水分ですので、
食べ過ぎることによって水分の摂りすぎとなり嘔吐や便が緩くなる
下痢をするということがあります。
アレルギーには注意
乳製品にアレルギーをもっている犬が稀にいます。
その場合、度合いにもよりますがヨーグルトを食べることによって
目が充血したり、嘔吐、下痢、体をかゆがる、湿疹、じんましん、
元気がなくなるといった症状が出る場合があります。
牛乳を飲んで何もなければ問題はありませんが、
初めて乳製品を与えるという場合は、極少量与えてみて変化がないか様子を見るようにしましょう。
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与えるときの注意点は?
これといって注意点はありませんが、
牛乳を飲ませて便が緩くなる、下痢をするといった場合は
乳糖不耐性の可能性があります。
これは、乳糖を分解する酵素が少ないため体内で分解することができず
不消化となり便が緩くなったりします。
ヨーグルトの場合は乳酸菌が乳糖を分解してくれていますので、
たいていの場合は便が緩くなったり下痢をするといったことはないのですが、
中には少量食べただけで便が緩くなったり下痢をする犬もいますので、
ヨーグルトを与える際は便の様子を確認してください。
また、上記でも書きましたが糖分が含まれているヨーグルトは虫歯になる恐れがありますので、
必ず無糖のものを与えるようにしましょう。
脂質が気になるという場合は、脂質をカットしてあるようなヨーグルトが販売されていますので
そういったものを購入するようにしましょう。
どれくらいの量与えてもいいの?
あくまでも目安となりますが、小型犬の場合小さじ1~2杯程度
中型犬の場合大さじ1~2杯程度、大型犬の場合大さじ3杯程度を
目安として与えると良いかと思います。
人によっては、小型犬の場合でも大さじ2杯ほど与える人もいますので、
犬が便がゆるくなったり、食事の量が減ったり、逆に太っていったり
というような悪い変化がなければ、特に問題はないかと思います。
ヨーグルトはカロリーがありますので、食事量とヨーグルト量の調節は必要かと思います。
まとめ
ヨーグルトは無糖のものであれば、アレルギーなど犬に合わないということが
なければ、健康に良いものですし与えていった方が良いことがわかりました。
しかし、与えすぎとなると肥満や便が緩くなるなど様々な影響が出るようなので、
食事量も見ながら程よい量与えていくのが好ましいでしょう。