秋といえば柿。犬にも柿をたべさせてあげたいけど、
柿って与えてもいいの?あるいは柿を食べさせたけど、
犬って与えてはいけない食べ物があるし大丈夫なんだろうか?
と疑問を感じる方はいるかと思います。
そこで、犬と柿についてとことん調べてみました。
犬に柿を与えてもいいの?
基本的には問題ないようですが、与えすぎには注意してください。
柿は、カロテンが豊富で抗酸化作用がありますし、
柿はおよそ83%が水分でできていますので、良い水分補給にもなります。
また、カリウムが程よく含まれていますので、利尿作用により
塩分を排出する効果も期待できます。
その他、ビタミン類やカルシウムやマグネシウムといったミネラルも摂取できます。
少量の場合、栄養として考えれば与えても良い果物だと言えます。
与えすぎるとどうなるの?
固い柿の場合ですと消化しづらいため与えすぎると便が緩くなったり下痢、嘔吐したりすることがあります。
柿100gあたりに60kcalありますし熟していくと糖分も気になります。
食べさせすぎると太る原因になる可能性があります。
また、柿の食べ過ぎで普段の食事が入らなくなり栄養の偏りが見られるかもしれません。
熟している柿の場合は甘いですので、それに慣れてしまうと
普段の食事(ドッグフード)などを食べなくなる犬もいるようです。
柿ではなく干し柿の場合だと、食物繊維を多く含むため
与えすぎることによって下痢嘔吐につながる可能性があるだけでなく、
カリウムも多く含みますので、おしっこの回数が多くなり、場合によっては
おもらしする犬もいます。
また、甘味が強いためドッグフードを食べなくなるといった犬もいるようなので、
与える際は注意が必要でしょう。
アレルギーには注意
稀にですが柿にアレルギー反応が出る犬がいます。
その場合、度合にもよりますが目が充血したり、下痢、嘔吐、
湿疹、じんましん、体をかゆがる、元気がなくなるなどの症状がでることがあります。
初めて食べさせる場合は、極少量与えてみて様子を見るようにしてください。
与えてみて何か悪い方への変化があった場合は、アレルギーかどうかは
わかりませんが、その犬には合っていないということなので与えないようにしてください。
与えるときの注意点は?
与えるときの注意点としては、皮ごと与えてしまうと
皮は消化しにくいので個体によっては下痢をしたり嘔吐する犬もいますので、
皮は剥いてから与えるようにしましょう。
未熟な柿や渋柿の場合は、アク成分であるアルカロイドという毒性物質が
通常より多く含まれていますので、与えないようにしましょう。
種を与えてしまうと消化せずに便中から出てきます。
小さい犬の場合は、稀に腸で詰まってしまうことがあり、その場合
頻繁に嘔吐をすることがあり、出てこなければ病院で取り除いてもらわないと
いけなくなりますので、種は与えないようにしてください。
誤って種を食べてしまった場合、通常は2~3日中に便と一緒に出てきますので、
様子を見るようにすると良いかと思いますが、頻回に嘔吐したり下痢したり、
種が出てこないという場合は、動物病院で診てもらった方が良いかと思います。
固い柿の場合、消化しづらいため、細かく刻んだり、薄くスライスしたものを
与える方が好ましいかと思います。
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量はどれくらい与えてもいいの?
犬種や大きさなどによって異なるので一概には言えませんが、
目安としては小型犬の場合は柿15g程度を目安とすると良いかと思います。
ちなみに、15gというのは人間でいう一口程度となります。
ですので、柿を丸々一個与えるというのは多いかと思います。
まとめ
柿は与えても特に問題がないことがわかりました。
ですが、アレルギーなど犬によっては合わないということもあります。
食べて吐くなど様子が変化するような場合は、与えないようにしましょう。
与える際は、皮をむいて種を取り消化しやすいように刻んだりして配慮してあげてください。
また、与えすぎにも注意しましょう。
干し柿となると甘味が強いことと、栄養が凝縮されるため
柿を与えるよりも少ない量をたまに与える程度にとどめておいてください。
犬にとっても旬のものは楽しみの一つとなりますが、
注意点がいくつかあるので、そのあたりだけ気を付けてくださいね。