ティッシュなど何か落ちているものを見ると
噛み噛みしだしたり、家の中でも帽子やクッションやものを
噛み噛みしたり、ものによっては食べてしまったりするので、
誤飲の恐れもあるし、大事なものを噛みだしたら困ったことにもなってしまいます。

うかつに取ろうとすれば、飼い主の手なども噛んでくるという危険な状態にも
なってしまいます。
また、遊んでいる最中に甘噛みすることもあるかと思います。

こういった噛み癖は原因はどんなところにあるのでしょうか?
また、しつけで噛み癖は治るのでしょうか?気になったので
徹底的に調べてみました。

噛み癖の原因は?

犬がいろんなものを噛んだりするのにはいくつかの原因があります。
たとえば、子犬の場合だと歯が生え変わる時期にむずむずして
それを紛らわそうとしてクッションなどを噛んだりする場合があります。

また、犬にとって噛むという行為は愛情表現の一つでもあるため、
じゃれて噛むということがあります。つまりは遊びの一環として噛んでくる
ということが言えるでしょうか。

次に、噛むという行為は犬にとって本能的なものです。
「あ~噛まずにはいられない・・・」というのは
人間に言い換えれば甘いものがどうしてもやめられないという行為に
近いかもしれません。

他にも犬にとって嫌なことをされたり、嫌な部分を触られたりすると
噛むということもありますし、犬にとって危険と感じたものに対し恐怖心から
噛むということもあります。

犬が興奮しているときに手を出すと噛まれることがありますが、
これは邪魔をしないでという合図です。

帽子やティッシュなどのものを噛む場合は、遊んでいるのか
本能的に噛んでしまっているかだと思います。
[check_list image=”check1-b”]

  • 歯の成長
  • 遊びの一環
  • 本能的行動
  • 攻撃的行為
  • 不安の回避

[/check_list]

犬の噛み癖

放っておいたらどうなるの?

この噛むという行為を放っておいたら、年月が経っても
治るということはなく、人の手を噛んで大けがをする可能性がありますし、
ものを口に入れて噛んだり、時には食べてしまうという誤飲につながってしまいますし、
主従関係が崩れて、他のしつけも難しくなる恐れがあります。

放置すると飼い主にとっても犬にとっても関係がうまく取れず、
ものを噛むにしても大事なものが噛まれて台無しになったり、
時には噛んだり食べたりするとよくないものまでその行為に及んでしまい、
犬の健康を害する結果にもなりかねません。
ですので、放置しておくということは避けねばなりません。

しつけはどうするの?

噛むという行為は、してはいけないということを認識していないため、
犬にわかってもらう必要があります。

犬が噛みたいものの前で噛まずに待つことができたらご褒美を与えて
噛みついた場合は、「ダメ」ということを覚えてもらいます。
このご褒美は、カロリーの少なめのおやつやなでたりめいいっぱい褒めたり
すると良いでしょう。
噛んでほしくないものを噛んだ場合、その行為をやめさせる必要があります。
その方法には、
[check_list image=”check1-g”]

  • 視覚でわかってもらう
  • 聴覚でわかってもらう
  • 嗅覚でわかってもらう
  • 味覚でわかってもらう
  • 感覚でわかってもらう

[/check_list]

ということが挙げられます。

まず、視覚でわかってもらうについてですが、これはダメなものを噛んでいるときに
布や上着などを犬にかぶせて視覚を遮ってしまいます。

嗅覚というのは、噛みだしたら何か大きな音の出るものでびっくりさせるというものです。
味覚というのは、酢やレモン(柑橘類)を薄めたものをスプレーして噛んではいけないということを
わかってもらう方法です。

味覚というのは、噛んでほしくないものにあらかじめ噛み付き防止の液体などを塗っておき
わかってもらうという方法です。

触覚というのは、噛みだしたら首輪などを引っ張ってダメであることを伝える方法です。
なお、この触覚というのは犬が邪魔をされたと思い手などを噛んでくる可能性があるので、注意が必要でしょう。

人の手などを噛んでくる場合

噛み癖で人の手などを噛んでくる場合は、攻撃行動やただ単にじゃれているだけ
ということが考えられますが、いずれにせよ歯を向けるという行為に変わりはないので、
早い段階で、この行為はしてはいけないこととわからせる必要があります。

じゃれて甘噛みしてきた際、もしくは甘噛みすることが分かった時点で、
痛いことを伝えるために「イタイ」「ダメ」と
強く言うことでわかってもらいます。
これで噛むのを中断したら褒めてあげましょう。

次に親犬がする行為で犬を裏返しにして胸と首を抑えて低い声で
「ウ~」という行動があるのですが、これをまねるのも有効な手段でしょう。
「つねる」という手段も有効といわれています。
これは兄弟犬がする行為ですが、犬がキャンという声が出るくらい強く
つねるというのが良いようです。

他にも、甘噛みしてきたら、もしくは甘噛みすることが分かった時点で遊ぶのを中断して部屋から出て行ったり、
噛まれたら手を動かさずに、無視をして犬を見ないようにして、
噛むのをやめたら褒めてあげるというのも有効な手段です。

手などを甘噛みする行為は、上記の味覚や嗅覚でわかってもらうというのも
効果的なので、あらかじめ手に犬が嫌がるもの(からしなど)を塗っておくのも良いかもしれません。
また、噛まれたら大きな音を立ててびっくりさせて、噛む=嫌なことが起きる
というように覚えさせていくのも良いかと思います。

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しつけがどうしても難しい場合

上記でいくつかしつけの方法を挙げてみましたが、どうしても難しい場合や不安って
あるかと思います。

そういった場合は、しつけしてくれるグループレッスンやホームステイトレーニングで
しつけをしてもらうという方法もありますが、
最近では首輪でしつけができるというものが販売されています。

上記で説明した聴覚でわかってもらうという原理を利用しているのですが、
首輪に犬が不快に思う音の出るものを取り付けて、何かを噛んだ時に
その音を出して噛むのをやめさせるという方法です。
人間でいうと、ガラスや黒板に爪を立ててひっかくような音と説明するとわかりやすいかと思います。

これにより、ものや人を噛む=嫌なことが起きる
というように覚えさせることができます。

こういう首輪を使用すると比較的楽にしつけが行えるようになるかと思います。

微弱な電流や振動、警告音などの機能がついており悪いことをするたびにこれを行なうことで、

これを何度か繰り返せば、犬も噛む=いやなことが起こる(してはいけないこと)
と覚えるので、噛まなくなるかと思います。

もっと詳しく見てみる

まとめ

犬の噛み癖は様々な原因があり、その中でも遊んでいるうちに噛んでしまうことや
攻撃性の噛み癖が多いそうです。
これを放置しておくと、様々な支障が出てきますので、できるなら子犬のうちから
しつけていくことが望ましいかと思います。

しつけが難しいような場合は、上記で挙げた首輪なども販売されていますので、
そういったものを使われるか、しつけをしてもらえるサービスを頼むことが
良いかと思います。

しつけをするということは犬にとっても飼い主にとっても同居しやすい環境を
作るということですので、怠らないようにしたいですね。