犬のおやつや食事のトッピング、ご褒美にかぼちゃはどうなんだろう?
と気になる方って結構おられます。では、犬にかぼちゃをあげても良いのか?
食べる量はどれくらいがいいのか?など犬とかぼちゃについて紹介いたします。

犬にかぼちゃを食べさせてもいいの?

結論から言うと食べさせて問題ありません。
ですが、生のままではなく茹でたりして火を通したものを与えてください。
かぼちゃにはベータカロテンが豊富に含まれており、
体内でビタミンAに変換されます。犬は人間の1.6倍ものビタミンAが必要と
言われていますので、かぼちゃは健康に良い食材とも言われています。

また、食物繊維により便通がよくなるだけでなく、茹でたりすることで
水分を多く含みますので、水分が足りていない仔にとっては、水分補給の役割を果たします。

かぼちゃ

食べ過ぎるとどうなるの?

かぼちゃには100g中およそ4g前後の食物繊維が含まれていますので、
食べさせすぎると便が緩くなったり下痢をしたり、逆に便秘になるということもあります。

炭水化物が多く、カロリーは100gで92kcal程度ありますので、食事とは別に食べさせすぎることによって
肥満になる恐れが出てきます。逆に普段の食事に影響が出てくるということも考えられます。

アレルギーには注意

稀にかぼちゃにアレルギーがある仔がいます。
この場合、度合いにもよりますが少し食べただけでも便が緩くなったり下痢をしたり
体中をかゆがったり目が充血したり、嘔吐、むくみ、湿疹などのアレルギー症状が
出ることがあります。

これらの症状が出たからと言って何が原因となっているのかわかりませんので、
一概にアレルギーと決めつけることはできませんが、アレルギーの可能性も否定できません。

かぼちゃを食べて下痢をしたという場合、食べさせすぎているか
あるいは茹でたりしたことによって水分を含みますので、水分摂取しすぎているか、
アレルギーかはわかりませんが、かぼちゃで下痢しやすいということであれば、
与えなければいけないというものでもありませんので、控えるようにしましょう。

また、症状がひどい場合や治まらないような場合は、病院に連れて行ってください。

食べさせるときの注意点

生であげることはないかと思いますが、生で与えてしまうと毒などはありませんが
かぼちゃは硬いので大きさにもよりますが、のどに詰めたり腸内でひっかかったりする
恐れがあります。ですので、しっかりと加熱して柔らかくなったものを与えるようにしてください。

また、茹でたりしたものでも生煮え状態ですと硬い部分が残りますので、
その場合、消化しづらくなりますので、しっかりと火を通すようにしましょう。

生の場合ですと千切りなどするとのどに詰めたりすることはないと思いますが、
消化に悪いため、不消化便になったり下痢をする恐れがあります。

犬は野菜の消化が苦手なので、皮の部分に栄養はありますが加熱して固形のまま与える場合は、
皮は薄く剥いて取り除いたものを与えた方が良いかもしれません。

よくお腹を壊す仔の場合は、加熱した後も細かく刻んだりして与えるとよいでしょう。

味付けなどはせずに、加熱しただけのものを与えるようにしてください。
くれぐれも人間が食べる煮物のようなものは与えないように!!

食物繊維が多い食材なので食べさせすぎにはくれぐれも注意してくださいね。

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どれくらいの量与えるといいの?

犬の大きさや成犬なのか子犬なのか?体質によっても変わると思いますが、
一般的に言われているのは、普段の食事量の20%以内といわれています。
たとえば、普段の食事量が100gだった場合20g以内ということになります。

ただし、これはかぼちゃだけということですので、
かぼちゃの量だけを見ると、おおまかにですが10g程度が目安といったところになります。
※食事量から割り出してください

ちなみに20gというと天ぷら用にスライスしたかぼちゃ1切れ程度になります。

まとめ

かぼちゃは適量であれば犬にとって健康に良い食材と言えます。
ただし、毎日与えるということはせず、たまにおやつやご褒美に少量与える程度で良いかと思います。

かぼちゃを食べて下痢をするという仔はたまにいますので、
その場合は食べさせすぎている可能性、可能性的には低いかと思いますが、
アレルギーという可能性もあるかと思います。
もし下痢をした場合は、かぼちゃを食べさせることを中止してください。